新年の誓い
ハワイ最終日、母が朝早くJALで東京へ発った後、私のフライトまでほぼ丸一日あったので、アーミー・ミュージアムへ。
アメリカの、主にハワイでの軍事の歴史が様々な物とともに説明されていますが、やはり日本人として、一番気になるのはパール・ハーバーの遺物。
「奇襲攻撃中」にアメリカ軍に撃ち落とされた「KATE」の尾翼部分。初め「勝て?」「糧?」と日本読みしていたのですが、これはアメリカ軍が日本の中島飛行機製造九七式艦上攻撃機につけたニックネームで、「ケイト」なんですね。
撃ち落とされたからには、乗員はおそらく亡くなっているんでしょうし、戦闘機に使われていたにしては、なんとも心もとないぺらぺらな材料が悲しさを一層強くします。
左の黒い丸い時計は「零戦」搭載の時計。「時計が止まった時間を見てみて」というメモ。八時半。パールハーバー襲撃は朝八時ごろ始まり、ちょっと休憩をした後の第二波攻撃が八時五十四分に始まったとされていますので、その休憩前に機体が撃ち落とされたのがわかります。
私が今回ホノルルに到着したのが十二月七日。空港からのシャトルの運転手さんが「こんばん、パレードがあるよ」と言っていたので、じゃ、と見に行ったら、軍事パレード。
このバスを見て、あ、そうか、と合点が行きました。十二月七日はパール・ハーバー記念日。
パレードは楽しくなくてはいけない、という配慮もあるのでしょう、管弦楽団やチア・リーダーのダンスなどもありましたが、
バナーに「パール・ハーバー生存者」と。
ハワイは日系人がもともと多かったのに、日本との戦争が始まって、それは大変だったと理解しています。カナダにも日系人がいて、戦争中は同じような理不尽な扱いを受けて、それが今になって、だんだんと話に登るようになってきています。
話すのは大切なことだと思います。コミュニケーションができなければ、不信感、勝手な思い込み、理由のない恐怖心が湧き上がってくる危険性があります。
去年冬休みに行ったメキシコ、プエルト・ヴァヤルタ。ホテルでお父さんが奧さんと息子さんの写真をとっていたので「あ、皆さん一緒に取りましょうか?」と話しかけたのですが、全く英語はダメ、だそうで。身振り手振りでなんとか一枚撮りましたが、他にも英語を全く解さないメキシコ人が多かったのにびっくりしました。あれほどアメリカに近いし、テレビでもアメリカの番組が流れているぐらい、なのに、です。ということで、去年末からちょろちょろ始めた、スペイン語。新年の誓いとして、「スペイン語をある程度までできるようにする」を掲げてみたいと思います。はぁ、。一応宣言しちゃうと後に引けませんし。
2コメント
2018.01.05 15:37
2018.01.05 08:16