今年も半分
終わり、後半分になりました。
さて、こちらグラントさん。「紳士」という形容がこの方ほどぴったりくる人はいない、と思わせる、大変穏やかで知性豊かな優しい方です。
日系の奥様を膠原病の一つ強皮症で亡くされて、「妻の一部だった日本語というものを勉強してみようか、と。」と日本語のクラスにいらっしゃって以来すでに数年親しくしていただいています。
ご自身は二年ほど前に心臓発作に見舞われ、医者に食事療法、運動のアドバイスを受けている、とのことだったので、「じゃ、一緒にウォーキングを」と相成りました。
私もランナーの端くれ、「歩く」のは簡単だと思ったので「グラントさんの心臓の負担にならないようなペースで、しかも私が手加減してるなんて感じさないような態度で」などと心積もりしていたのですが。
歩き始めたら、(は?ちょっ、こんなに速いの?このままずーっと行くんですか?)と焦ったのは私の方。「それで、孫娘のバースデーパーティー開始時間までに準備が間に合いそうもなかったから、僕が全部皿を洗ったり、片付けしたり、二時間ぐらいヘルプしてあげてねぇ。はっはっはっは!」と普通に話しながらどんどん歩くグラントさん。「あ、せっかくだからちょっと写真を撮りましょうよ。(息切れをごまかしながら)」と上の写真を撮ったのですが、実はちょっと立ち止まりたかったのが本当の理由。
「で、孫娘はどちらもサッカーをしてて、アクティブでねぇ。前みたいに、この七十四歳のおじーちゃんに三つ編みして〜なんて来ることはなくなっちゃったんだけど。」「(ハアハア)あ、グラントさん!あのスーパーのカフェにアイスコーヒーとかアイスクリームがありますよ。ちょっと涼みませんか?」「そうだねぇ、このままブロードウェイまで行ってから引き返して来てもいいんだけど。ある程度心拍数を上げなくちゃいけないし。」
はぁぁあ?
まあ、とにかく、アイスクリームにこぎつけました。グラントさんのピスタチオ、私のヘーゼルナッツ。
「発作以来、食べ物には本当に気をつけててね。実はアイスクリームなんて食べるの一年ぶりなんだよ」え?そんなに自分に厳しく??
アイスを食べ終わったら即「さ、じゃ、歩こう!」と。私は漠然と、もしかしたら帰りはバスに乗るかな、と思っていましたが、その希望は無残に打ち砕かれ。
あとでスマホの歩数カウントを見たら、14964歩。これをあのスピードで歩ききったのですから、さすがに疲れました。
「妻によると、日本人は甘みを控えるってことで、このオートミールクッキー、カナダのよりは甘くないかな」と、お手製のクッキーも頂きました。
元気一杯、実に見事に健康管理をなさっているグラントさん。ありがとうございます。とてもポジティブなエネルギーを頂きました。
今年後半も頑張っていこう!
4コメント
2017.07.01 05:38
2017.07.01 05:31
2017.06.30 23:43