ナショナル・アボリジナル・デー改め、
ナショナル・インディジュネス・ピープルズ・デーでした。今日六月二十一日は。
現トルゥードー政権は、原住民問題に関して大変気を使っています。
今朝の新聞の記事まで「アボリジナル・デー」と記載していましたが、日中「インディジュネス」に改名した模様です。
この日は1996年に制定されたに関わらず、実際、私が新聞で見たり聞いたりしたのは今年が初めてでした。
ファースト・ネーションズ(先住民族)、メティ(先住民とヨーロッパ人の混血の子孫)、イヌイット(カナダ北部、エスキモー系の民族)を合わせ、140万人(カナダ総人口の4.3パーセント)がカナダに住んでいます。
1760年に英国の統治が始まって、彼らは「保留地」に移動させられ、子供達は教会が運営する「寄宿学校」に強制的に入れられました。
ここ20年間で「土地返還」の交渉が頻繁になされ、今では「寄宿学校」での信じられないような実態も明らかになってきました。
原住民の女性が多数行方不明になっていることも問題になっています。
「寄宿学校」でのトラウマが民族全体に及ぼしているトラウマを考慮したり、行方不明、または何らかの被害にあった人々を追悼する意味で作られた、カレッジの壁にかけられたパネルです。
原住民だ、と登録してそのカードを取得すれば、数々の税金が免除されたり、教育費/授業料が割り引かれたり、という特典がありますが、いかがなものでしょうか?
8コメント
2017.06.23 14:25
2017.06.23 14:24
2017.06.23 12:51