縁は異なもの
味なもの、という諺はもともと男女の縁に使われていましたが、昨今は住む場所、仕事なども含め、それ以外の予期せぬ結びつきにも使われるようになっているようです。
春のバンクーバー/成田間の飛行機の中でお隣になったさちこさん。
機内では「肉は食べないから、この鶏肉食べて」と機内食を分けていただいたり(笑)。
バンクーバー/リッチモンド合わせてカナダ在住四十五年の、それでもカナダ市民権はとっていない方です。
飛行機で隣り合わせただけで、メルアドなりを交換して実際にまた会う、というのは非常に稀なことです。
今回リッチモンドの日本料理店でランチの銀ダラ定食を食べながら、色々お話ししました。
日本を離れた経緯、家族構成、ペット、食事の趣味、などなど、話は尽きず、続いて、さちこさんオススメの台湾スタイルの珈琲店へ。
台湾は日本と通じるところが多い国ですね。この珈琲店もなんとなく昭和の匂いがする、懐かしい感じのお店でした。
「ここはスコーンが美味しくて。あ、カウンターに焼きたてのがたくさん積んであるわ」
オススメの焼きたてブルーベリー・スコーンと、バンクーバーではほとんど目にすることのない「ブルーマウンテン」。
トータルで五時間ぐらいでしょうか、よく話しました。日本語をじっくり話す機会がなかなかないので、それも嬉しかったです。
アレルギーがひどく、多分いずれ安楽死させられるであっただろうワンちゃんを引き取って、それはそれは大切にお世話しているさちこさん。
「ブロッコリーもね、花芽の部分はレニーちゃんにあげて、私は茎を食べるの〜」という一文だけで、彼女の人柄がわかりますね。というか、私が猫下僕だとすると、彼女は正真正銘の犬下僕!
次回は私の住むエリア、さちこさんが以前仕事をしていたこともあるキルスデールでお会いする予定になりました。
人の縁は不思議なものです。思い返してみると、飛行機の隣に座った人と、その後改めて会って友達に、というケースは三十年ぐらい前の時以来、これで二回目です。
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