日本舞踊

初めてクラスに来た学生さんに、どうして日本語が勉強したいか/どうして日本語を勉強しているか、を必ず聞くのですが、大抵の答えは「日本に旅行に行くから」「配偶者が日本人だから」「日本の文化(武道、アニメ、漫画、日本食、Jポップ等など)が好きだから」のどれかです。

「日本舞踊を習っているから」というのは、多分初めてだったと思います。

日本からの踊りのお師匠さんとバンクーバーの地元ダンサーのパフォーマンスがあるから、是非観に来てください、とチケットを頂いたので、行って来ました。

思い出しましたが、大学に入ってサークルを選ぼうとあちこち見ていた時に、日本舞踊部もあり、体験レッスンをしたことがあります。その時に感じたのは西洋クラシック音楽に比べて、リズムと音程がゆるい/曖昧だ、ということでした。幼少の頃からピアノを習っていた私にとって、それはそれは難解なコンセプトでした。

今回のパフォーマンスを観ても、また同じことを感じました。ピアノではドとレの間の音は存在しません。三味線は恐らく弦の押さえ方でドのちょっと上やちょっと下が出せますし、歌い手さんもドからレまで音を引っ張って行くことが可能です。オペラの歌唱法ではこれは、存在しないと思います。

こちら、ライアンさん。(写真は彼の所属するトモエ・アーツのサイトより拝借しました)

何がきっかけで踊り、しかも日本舞踊に魅入られたのかは知りませんが、正真正銘の日本人である私が会得できないであろう/会得する気力すらわかない日本舞踊をこよなく愛しているのが、舞台を見て、その後でちょっとお話ししてよくわかりました。

パフォーマンスにはバンクーバー日本領事もお見えになって、会場も満席。

夜にはほとんど行くことのなくなったダウンタウンも、舞台後のレセプションが行われたダンス・センターのバルコニーから綺麗に見えました。

何人かの方に「アメブロにログインできない、パスワードがなんだかうまく機能していない、それでコメントができない」という連絡をメールでいただきました。どうしてかなぁ。

「コメントが残せない〜」というのが皆様のストレスにならないといいんですが。

(状況が改善するまで)読むダケ、全くオッケーですよ(笑)。


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