ハッピー・国際婦人デー!

千九百四年三月八日にニューヨークで婦人参政権を求めるデモがあり、千九百十年にコペンハーゲンの国際社会主義社会議で「この日を女性の政治的自由と平等の為に戦う記念の日とする」よう提唱され、国連が千九百七十五年にこの日を「国際婦人デー」と定めました。

さて、こちらメイン・ストリートの「ヘレンズ・グリル」。

千九百六十一年にジョン&ヘレン・バロメノスご夫妻がオープン。

「レストランの名前はやっぱジョンズ・グリルかな」と言うご主人と「何言ってんのよ。ヘレンズに決まってるでしょ?」と言う奥様との確執があったかどうかはさておき(笑)

「よーこちゃんも外国で二十年女一人でよくやって来たよね。女はやっぱり差別されるし」という最近の東京の友人の言。彼女もドイツや中国で駐在員の奥様として生活する中、色々あっただろうと想像されます。

先日このレストランで朝食にいただいた「モントリオール・スモーク・ミート・ハッシュ」。

店内は大変レトロ。

テーブル横には古いジューク・ボックスも。

バンクーバーの昨日の新聞には「女性は今だに低賃金で、搾取され、足元をすくわれている」という記事がありました。ローカル銀行ヴァン・シティーのレポートでもそれは裏付けられているそうです。

日曜日開催された第九十回アカデミー賞でも女性に対するセクハラがメイン・トピックでした。「とにかくドンドン問題を明るみに出し、皆に知らせよう!」「そして、映画一本、男女半々の人数の参加を」

カナダのトルードー首相は議会メンバーの半数は女性に、というスタンスですが、さて、これはどんなものか。

女性であるからというだけで、能力があっても仕事の機会を与えられないのは問題ですが、女性用に仕事のポジションを用意するのは、努力しなくても、能力がなくても、女性でありさえすれば大丈夫だよ、というふうに取れなくもありません。

幸い、私のフィールド「言語」は、女性がメイン。男性も「男の方が力も強いし、仕事も早いし、頭もいいし」などという人はいないので、大変仕事しやすい環境です。

色々考えることもある「国際婦人デー」、女性の皆様も男性の皆様もそうでない方々も、どうぞいい一日を!




2コメント

  • 1000 / 1000

  • lisuchan

    2018.03.11 23:33

    @4517昭和は遠くなりにけり、だね。今度の元号はどうなるのかな。 私は、ウォーホールかな。いつも不思議だと思うのは、ウォーホールとデビッド・ボウイ交友関係にあったのに、ウォーホールはデビッド・ボウイを作品のモチーフに一回も使わなかったこと。ジョン・レノンとかマリリン・モンローは作品自体はっきりと頭にイメージが浮かぶけど、どうしてボウイのがなかったんだろうか、、、。ボウイは彼がタイトルの歌作ったのに。
  • 4517

    2018.03.11 21:47

    このお店はレトロな感じなんやねー。 日本のレトロとは全然違うけど、外国にもレトロはあるもんね(笑)私は自分の生まれた頃の昭和が凄い好き。キッチン用品もキッチュな感じで。ピーターマックスの絵の何かをみてて。ピーターマックスの絵なんとなく好きだったわ。