フィジット・スピナー
先日フットボールを見に行った時、グッズ・ショップで「あ、ライオンズのフィジット・スピンナーまで売ってるね」と言ったら、クリスタルさん「え?フィジット・スピナーって何ですか?」と。「えええぇ〜?知らないの?今、こんなに人気なのに?若い人はもっと、世の中で話題になってることにアンテナ張ってなきゃ、ダメだよ!ほんと?マジで知らなかったの????信じられな〜い。」と、ねちねちいぢめました(笑)。
そうしたら、彼女、今週クラスに「はい!どうぞ!!!」と持ってきてくれました、フィジット・スピナー。私のねちねちに対する、リベンジ/切り返しの仕方が粋だね、クリスタルさん。
で、ちょっとこのスピナーについて調べてみると、90年代にフロリダに住むキャサリン・ヘディンガーさんという方が考え出したそうです。彼女は機械工学を勉強し、イスラエルに住む姉妹を訪れた時に、子供たちが警察や人々に石を投げたりしている、ということを聞いて、「何か心安らぐおもちゃはないだろうか」と思ったそうです。残念ながら、当時はどこもこれを商品化してくれず、2005年には特許も失効。
パッケージに「仕事場で」「学校で」「家で」とあるように、現在は自閉症やADHDに苦しむ人々の癒しに、と人気が出たようです。
そのキャサリンさんは、当時自己免疫疾患の重症筋無力症を発症したこともあり、娘さんと力を使わず遊べる玩具を、とも思ったそうです。
特許が失効したため、これほど人気が爆発した商品を考案した彼女、全然お金が入ってきませんが、現在はお孫さんもいて幸せそう。「他の発明家が私のアイディアを理解してくれて嬉しい。私の発明のコンセプトは、人の助けになることですから。」と。
さて、モカにも見てもらいましょう。
「なにこれ〜?」
「遊んでみる?」
「うん、そこそこ楽しいかも」
ただ単にくるくる回る、フィジット・スピナー。日本の駒や風車をふと思い出しましたが、こういう単調な動きは人を癒してくれるのでしょうか。
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2017.08.15 13:58
2017.08.15 13:55
2017.08.15 08:20