昨夜の出来事
夜八時四十五分ごろ、「クラスもあと十五分。そろそろまとめの時間。宿題も渡して、、、」などと考えていると、警報機が鳴り始めました。クラスの皆さんも「あああ、また誤作動か」と数秒は「うるさくて困ったな」という反応でした。しかし、「構内に危険な人物が侵入しました。最寄りのクラスルームに入り、ドアをロックして静かにしてください」と録音メッセージが流れると、ええええええ?どうして?何が起こった?と途端に状況が深刻に。
学生さん七人と私、鍵をかけ、ドアの前に机を押し付け、ドアのガラス部分から見えない様に壁際に寄り添いました。
十五分立っても、二十分立っても「外にいる人は、キャンパスから直ちに離れてください」と、アナウンスが続きます。
スマホを持って来た学生さんは「でも、何にもニュースに出てないし、カレッジのサイトも何も言ってない」とチェックしたり。それでも大音量で続く録音メッセージを聞いていると「今にもライフルを持った集団がドアの鍵なんか簡単に壊して乱入して来てみんなを撃ち始めるんじゃないか」と、漠然とした不安が、、、。
三階のこの教室の窓から下の方を見ていた学生さんが「警察は来てるけど、、」と言い始めた九時半頃、やっと警報アナウンスも止まりました。「警報は解除されました」というアナウンスとともに、皆、まだなんとなく狐につままれた感じで荷物をまとめ、外に出ました。
今朝になって、昨晩八時半頃、BBガンを持った容疑者がキャンパスで二人を脅しコンピューター・ディバイスを奪ったが、その後警察に捕らえられた、とニュースに出ていました。
この写真の景色が見える教室で、「はい、じゃ、これも宿題〜。」「ええええぇ?宿題多すぎ〜」「大丈夫大丈夫!」「大丈夫じゃない〜!!」などと笑い合いながら、「また来週〜」といつもの様に家路につく、というのが、簡単にひっくり返されてしまう脆い現実なんだ、と再認識した一夜でした。
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2017.07.23 14:20
2017.07.23 04:17
2017.07.22 23:47